ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2017.7.26 02:39

憲法と覚悟

憲法について考えることは、

とりもなおさず「この国の在り方」を考えること。

どの条文もそうだけれども、

とくに九条は「在り方」を決定づけるし、

本来、我々にものすごーーーく覚悟を迫るものだ。

 

九条を字句通りに読んでこれを支持する場合、

ガンジーよろしく非暴力の絶対的平和主義になる。

平和なときに平和を唱えるのは簡単だけど、

もし他国が攻めてきて家族が皆殺しにあったらどうするか。

このときにおいても非暴力、無抵抗を貫くという

覚悟があるかどうか。

かなり難しいと思うけど。

 

自衛隊を合憲とする「第一次解釈改憲(勝手に命名)」を支持する場合、

自衛隊をこのまま曖昧な存在にしておいていいという

根拠が必要になる。

軍隊組織なのに軍隊でないから、今も様々な制約・矛盾がある。

我々の怠慢で曖昧な状態に留め置かれている自衛隊に、

いざというとき「死にに行け」と言えるかどうか。

というか、もし自分が手足を縛られた状態で戦場へ行けと

言われたら、果たして快諾するかどうか。

少しでも躊躇するなら、国のために戦えなどと

自衛官に言う資格はない。

 

自衛隊を合憲とし、なおかつ集団的自衛権の行使まで

有するとした「第二次解釈改憲(勝手に命名)」を支持する場合、

戦死者が出ることを覚悟しなければならない。

それが自分の息子・娘であっても良いかどうか。

それでもなおアメリカにくっついて行くべきか。

 

自衛隊を戦力と見なす、憲法改正を支持する場合、

自立した意思をもって国家運営にあたる覚悟が求められる。

国家運営というと大げさかもしれないけど、

つまりは有事の際、自らも戦う覚悟があるかどうか。

徴兵制を受け入れるかどうか。

受け入れない場合、どうしたら戦力を保持できるか。

 

とまあ、あれこれ考えてみたりするけれど、

真正面から取り組んで改正してみても、

結局その後に内閣法制局とか憲法学者が

ウルトラC級の解釈を繰り広げて、

本来の意図を捻じ曲げるんじゃショーモナイ。

 

そもそも私たちは憲法とどう向き合うべきなのか。

次回ゴー宣道場、リベラルの権威・井上達夫先生と

民進党の憲法調査会長を務める枝野幸男先生をお迎えします。

こんな贅沢なチャンスはありません絵文字:重要

 

締切は今日!!!

お忘れなく!!!!


「9条に自衛隊って本気か!?

平成29年8月6日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

「第65回・ゴー宣道場」のテーマは
9条に自衛隊って本気か!?』とする。

ゲストは法哲学者の井上達夫氏と、

民進党憲法調査会の会長・枝野幸男議員である。

 

安倍首相は今年の秋までに憲法改正案を憲法調査会に
提出
するそうである。

ものすごく急いでいるが、「本気か!?」

 

しかもその改正案が、憲法9条の1項・2項をそのまま残し、

2項か3項に自衛隊の存在を明記するらしい。

あり得ないと思うが、「本気か!?」

 

「ゴー宣道場」では、憲法改正について、どのように
考える
べきなのか?

日本の安保体制はどうあるべきなのか?

「安倍一強体制」の問題点と、これを崩すために何が必要か?

などについて、徹底的に議論したい。

 

9条削除論」を唱えるリベラルの権威・井上達夫氏と、

民進党の中で最もロジカルな枝野議員を迎えて、

86日の「ゴー宣道場」は無駄のない本物の議論を行なう。

 

参加申し込みの締め切りは726日(水曜)である。

奮って応募してくれ!


当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年7/26(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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